むし歯・歯周病

確実にきちんと治して、その後の再発を徹底的に予防することで、
生涯に渡って歯を守るお手伝いをします。

むし歯治療に対する考え方

1. 痛みのない治療

橋口歯科医院の院長は、歯科麻酔医ですので、痛みのコントロールについて熟知しています。治療の痛みについてご不安がある方は、遠慮なくご相談ください。

2. 再発させないための治療

むし歯の大きな問題は、再発を繰り返し、そのたびに削って、最後には歯を失ってしまうケースがとても多いこと。健康な口内を維持するためには、根本的な問題を見逃さず、かみ合わせを含めた口全体をみることが重要です。腫れや痛みを取ってさしあげた上で、むし歯になってしまった原因を突き止め、歯みがき指導などを行いながら治療を進めていくことで、再発を防いでいます。

3. マイクロスコープで精度の高い根の治療

根の治療には、何ヶ月もかかるイメージがあると思いますが、肉眼では見えない精密な治療が可能なマイクロスコープを使うことで効果的に治療が行えます。こうした最新機器を使いこなす技量と経験により、質の高い治療を提供しています。

4. 確実性を重視した適性治療

橋口歯科医院では、確実性の高い適性治療を重視しています。むし歯治療で一番重要なのは、むし歯を繰り返さないこと。必要な部分をきちんと削ることで治療の確実性は高まります。そして、できるだけ歯を残す治療を心がけています。一般的な歯科医院では「神経を抜きましょう」と言われてしまう患者さんでも、ご希望があれば、神経を抜かない治療を試みることが可能です。これは、神経を取らずに薬を乗せて経過をみるもので、時間がかかりますが、生涯その歯を残すことができる可能性を高める治療です。

歯周病を放置するリスク

歯肉炎と歯周炎をあわせた総称が歯周病です。歯槽膿漏も歯周病のひとつです。歯ぐきなど歯の周りの組織が炎症を起こして歯槽骨が溶ける病気であり、進行すると健康な歯が次々に抜けてしまうことが多く、日本人が歯を失う大きな原因となっています。厚生労働省の調査では、歯周病の予備軍にあたるのは約10人に7人とかなり高い確率で、25歳~64歳の約76~81%が歯石沈着を含む歯周病にかかっています。
高齢者の病気だと思われがちな歯周病ですが、かなり進行しないと自覚症状を感じにくいため、20代で歯周病にかかっているケースも珍しくなく、ほとんどの方がかかっていることに気付いていません。

健康な歯が抜けてしまったり、歯ぐきが痩せて年齢より老けた顔になったりなど、歯周病のリスクは口内の問題だけにとどまりません。日本人の死因として多い肺炎では、歯周病菌が混ざった唾液が気管から誤って入ってしまうことで起こる誤嚥性肺炎の比率が高いのです。そして、歯科と医科の連携研究が進んだ近年になって、歯周病菌が心臓や膵臓などに悪影響を与えたり、糖尿病など生活習慣病の進行にも大きなかかわりがあったりすることが次々にわかってきています。

歯周病を治療して、健康な口内環境を保つことは、全身の健康のためにも重要ですし、健康寿命を延ばすためにも欠かせないこと。橋口歯科医院では、重度の歯周病に関しても、再生医療などを用いてしっかり治療を行っています。

橋口歯科医院の歯周病治療

1. プラークコントロール

歯周病の最大の再発予防は、日々の歯みがきを正しく行って、歯石を沈着させないことです。当院では、歯石の元となるプラーク(歯垢)を除去する正しい歯みがきを丁寧にご指導しています。

2. PMTC

ご自分ではどうしてもみがけない部分まで、プロフェッショナルが専用の器具を用いて徹底的にきれいにするクリーニングです。正しい歯みがきをマスターして、定期的にPMTCを受けることで、口内の清潔が保たれます。

3. スケーリング・ルートプレーニング

歯周ポケットの奥に付着しているプラークや歯石を専用の器具を使って取り除く処置です。デンタル先進国であるアメリカの歯周病学会の統一見解であるコンセンサスレポートでは、スケーリング・ルートプレーニングを「通常ほとんどの歯周病に対して推奨される第一選択の治療法」としています。

4. 歯周外科

歯周ポケットが深い場合に、歯肉を外側に開いて歯根を露出させ、細かい部分まで歯石を取り除く治療です。橋口歯科医院は、総院長が口腔外科、院長が麻酔歯科を専門にしています。さらに医科連携を行っておりますので、既往症があるなどリスクの高い患者さんでも安全な手術を受けることができます。

フラップ手術

歯周病の進行を止めるため、局所麻酔後に歯ぐきを切開し、深い部分に隠れているプラークや歯石を取り除く手術です。

GTR法

歯周病の炎症によって破壊されたセメント質などの硬組織を新生させ、喪失した付着の回復を図るため、歯周外科手術後、メンブレンを挿入する手法です。

エムドゲイン

破壊されたセメント質などの再生を図るため、歯周外科の治療後に塗布します。

患者さんのご希望により、骨造成・移植といった治療も。骨造成・移植は、回復したら歯が使えるようになるなど、適応がいい治療法です。

また、抗生剤の投与に慎重な患者さんには、有効な抗生剤をあらかじめ調べる検査をご提案しています。抗生剤によって口腔内の菌交代現象が起こるなどバランスを乱す可能性がなくなるため、より安全な治療が可能になります。